スーパーカブ90を4速化してみる  その5

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toriichi3のバカ秩父巡礼ツーリング工具・部品バイク改造カブをいじる4速化

 

 

 タグ スーパーカブ90を4速化してみる  その5
  問題はすべて解決!

やっと、L・Rクランクケースの組み込みへ・・・

オイルポンプ・強化クラッチなど、
強化パーツに替えながら組み上げ完了・・・

その後、ボアアップなどに伴い各パーツ強化・・・
オイル交換を2度ほど経て、1500km以上になる。
9000rpm、三桁巡航・・・
80走行で共振振動がひどい・・・など

    ・その5・・・(組み込み・強化パーツ交換)
 

L・クランクケースを組み込む

その4より 

ギアシフトフォークを組み込む・・・

写真ギアシフトアームのみ、リトルカブ(4速)と交換

他、ギアシフトスピンドル
ギアシフトリターンスプリング
ギアシフトアームスプリングは3速用を流用

50㏄4速化する場合
90cc用のギアシフトスピンドルを使用するらしい。

手前が3速用、奥が4速用・・・
シフトドラム内側に入るローラー(3×8.5)×2、
外側に入る、ギアシフトドラムピン(4×10)×4
は3速用の物が流用可能ですが、ギアーシフトドラムピン(短)(96220-40100)の
1本は購入する ¥16
ギアシフドラムストッパープレートを4速用に交換

星型になるようですね。

シフトドラムストッパー、
締め付けトルク:17N・mギアシフトドラムストッパースプリング
締め付けトルク:10N・m両方とも、流用可能です。
キックスタータースプリング、
キックスプリングリテーナを組み込む。
キックスタータースプリングを組み込む時は
クランクケースに傷が付かないよう慎重に・・・エンジンオイルを添付・・・
オイルポンプの取り付け 
  126ccにボアアップする予定もありますが、
今回オリフィス拡大はしませんでした。JUN製のオイルポンプ、しなくても大丈夫とあるが、
たぶん105㏄ボアアップまでなら・・・?
オリフィス穴の拡大は必要なのか?
たっぷりエンジンオイルを流し込み・・・
JUN international 強化オイルポンプを組み込む。

マウントスクリュ×3
締め付けトルク:5N・m

遠心クラッチの取り付け 
KITACO クラッチKIT(遠心クラッチ用)
307-1414120 1セット
単価×数量:@¥4,690(外税) × 1遠心クラッチの仕組みを簡単に説明
(下記※2参照)
エンジンオイルを添付しながら

カラー(17㎜)・・・

クラッチセンターガイド・・・
プライマリードライブギア(17T)・・・
・・・までエンジンオイルを添付
プライマリードリブンギア(69T)
ナットロック(14mm)を専用工具で取り付ける。
締め付けトルク:42N・mロックワッシャの爪を折っておくこと。
クラッチアウターカバーを取り付ける。

スクリュ×4
締め付けトルク:5N・m

リフタカムプレート
スプリングオイルスルーを取り付ける。クラッチリフタレバーを取り付ける。この取り付け位置は・・・×
正解はコレ!  位置GO正解(○ちご製菓)
スピリングボールリテーナを取り付ける。
L・クランクカバーを取り付け・・・
クラッチアジャステイングロックナット
締め付けトルク:12N・mL・クランクカバー取り付けボルトを締める。
締め付けトルクはこちらも、 10N・m(下記※1参照)
※2 ちなみに遠心クラッチの仕組みを簡単に説明します。

エンジンの動力がドライブギアまで繋がる様子・・・

エンジンをかけるとピストンが上下して
クランクシャフトが回転する。

クランクシャフト→
遠心クラッチ内Aまでが回転している。

A(ドライブプレート→クラッチアウター→クラッチプレート)

クラッチプレート→ 接触 →フリクションディスク

遠心クラッチ内B(フリクションディスク)→
クラッチセンター&プライマリドライブギア→
プライマリドリブンギア→ミッションへ

ミッション→ドライブギア(Fスプロケット)

ミッション内
(メインシャフト→カウンターシャフト)

遠心クラッチ内のA(クラッチプレート)とB(フリクションディスク)が、
合わさってドライブギアまで動力が繋がります。

上記写真Aを参考

上側がカウンターシャフト
ドライブギア(Fスプロケット)に繋がる。

下側がメインシャフト
プライマリドリブンギアに繋がる。

下記ブログをみれば大変参考になり解りやすいです。

http://diydourakutetsu.web.fc2.com/CUB_zidouenshin.html

 R・クランクケースを組み込む 
ここまでサービスマニュアルと
KITAKO虎の巻(腰下)を参考に作業を進めてきた。
虎の巻で、
クランクケースの締め付けトルクは12N・m
とあるが本当は、10N・mでした。
(下記※1参照)信じきったおいらは、
まだ回るあれっ?
本当にかい?って思っていると・・・
軽くなった・・・ネジ切れたわけですな。  (笑)

キタコ(KITACO) 虎の巻 Vol.4(腰上篇) [品番] 00-0900007

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笑い事ではない、トルクレンチが正常ではない?
とも思いましたが、こちらは正常でした。
これは”SH(スモールヘッド)ボルト”と言って、
締め付けトルクは、 10Nm なんです。
1本切れてしまった時点で全部外して確認すると
8本のうち、3本がボルト部が細くなっている・・・
すべて交換したが、まだ試練がつづくのだろうか(笑)
※1 締め付けトルクが違うので注意!

クランクケースカバーのボルトは、M6(6ミリのねじ)で
六角部が8ミリの工具で回す”フランジボルト”です。

カブのクランクケースのボルトは、 ”SH(スモールヘッド)ボルト”と言って、
標準の締め付けトルクは”10Nm(1.0kgf/m)”です。

10ミリの工具で回すM6ボルトとナットの
標準締め付けトルクは、 ”10Nm(1.0kgf/m)”

10ミリの工具で回すM6のフランジボルトやナットの、
標準締め付けトルクは、 ”12Nm(1.2kgf/m)”

8ミリの工具で回すM6フランジボルトでも、
フランジがSHよりも大きくなっている
(フランジだけが10ミリの工具で回すM6のフランジボルトと同様)ものは、
標準締め付けトルクが”12Nm(1.2kgf/m)”です。

シフトドラム取り付けボルト
締め付けトルク:12N・m
ゴムキャップを取り付けて・・・
テンショナローラを取り付ける。

ちなみに、テンショナアームを外した場合
カムチェーンテンショナピポットボルト
締め付けトルク:16N・m

カムチェーンと
Oリング(小)×2 を取り付けて・・・
エンジンオイルをOリングオイルシールに添付する。
ステータベースを取り付ける。

周りにある、オイルシールを傷つけないように
注意が必要ですね・・・

ステータベースのスクリュ
締め付けトルク:  ? N・m

パルスジェネレータをボルトクランプで
取り付け、ニュートラルスイッチも忘れず配線する。
グロメット×2に注意しながら行う。
特殊工具を使い、フライホイールを組み込む。
締め付けトルク: 41N・m
クランクケース組み込みも終了、

めでたく、90カブ4速ミッション化も完了です。

後は走って見るだけ・・・(喜)

L・クランクケースカバーを借り付けして・・・
(カムスプロケットの取付けの際に開ける)
お次は腰上組み込み作業になります。
お疲れ様でした。「腰上126ccボアアップ編」
ついでにオーバーホールすべぇと、
ナナカンパニーで純正ピストン・他を購入・・・・・・が、
これまでに、あまりに時間を費やしたせいで?
武川126ボアアップキットを購入してしまった。
これには、もうひとつ訳がありますが、
後ほどに・・・(笑)
 ・その1・・・(各ミッションと、L・クランクケース取外し)

その2・・・(R・クランクケース取外し) 

その3・・・(クランクケース取外し) 

その4・・・(4速化する際の注意点とギア比データ・他) 

その5・・・(組み込み・強化パーツ交換)

 

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