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オーバーホールでもボアアップでも、
シリンダー・ピストンを交換するので、
腰上パーツを取り外す。
エンジンを積んだままで作業を行いますが
今回はエンジンも別、腰下もいじったんで
下ろした状態での作業になりますが・・・ |
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準備作業(積んだ状態で・・・)
プラグキャップ・プラグを取り外し、
キャブ(インテークマニホールド)を取り外す。
マフラーを取り外す。
バルブアジャストキャップ
(タペットカバー)を取り外す。 |
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カムシャフトを取り外す。
シリンダヘッド、Rサイドカバーにある
6ミリボルトを外し、Lサイドカバーを取り外す。
シリンダヘッド、Rサイドカバーは
外さなくてもいいんですが今回は
オーバーホールも兼ねていますので外す。
Lカバーが外れない場合緩んだ6ミリボルトの頭を
軽くたたくと外れるかも・・・ |
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ボルト×2を外し、
カムスプロケット・ノックピンを取り外す。
外すと同時にカムチェーンも外れます、
シリンダーヘッドを外さ内場合、
チェーンが奥に行かないように針金などで
引っ掛けて置くといいかも・・・
おいらの太い指だと入らないからチェーンが
いなくなると大変・・・ |
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ガスケットを綺麗に除去する。
カムシャフトを取り外す。
今回、キットに付属しているハイカムと交換するので
取り付けの際は、ロッカーアームなども交換する。 |
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シリンダヘッドの取り外し
シリンンダヘッドマウントボルト×4を取り外し、
(キャップナット×3、ナット×1、ワッシャー×3、シーリングワッシャ (銅ワッシャ)×1)
シリンダーのL側脇にある
シリンダヘッドマウントボルト×1を取り外し、
引っ張りながら、プラスチックハンマーか、
こっぱなどで軽く叩くと外れやすい・・・ |
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シリンダーの取り外し
シリンダーマウントボルト×1
シリンダー脇にある、ピンボルト・ワッシャを外し
カムチェーンガイドローラを取り外す。
取り外す際、ピストン・カムチェーンも外れ落ちる
ので下から手で押さながらやるといい・・・ |
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取り外した、シリンダーヘッドとシリンダー・他
各ノックピンを取り外し
ガスケットの除去を慎重に行い、新品に交換する。 |
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シリンダーヘッド・シリンダーのメンテを行い・・・ |
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ピストンを取り外し・・・ |
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年代物の先っぽの開いたラジペン・・・
つまんでもはじいてしまう、新しくすべきなのか?
ピストンピンがなかなかつまめない・・・イライラ(笑) |
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ピストンピンの欠かきをこの溝まで回して
から慎重に外しましょう・・・
傷をつけたら大変ですからね・・・ |
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腰上ばらし終了・・・
この後、腰下作業に時間と手間と金がかかった・・・
・・・のため |
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「nana7company」 で純正ピストン・他を
ネット販売で安く購入してあったのに・・・
・・・オーバーホールのみの予定だったのに・・・ |
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SP武川SPタケガワ
SステージSCUT126ccボアアップキット
(スカットタイプ)を購入してしまった。
いろんな意味で、「やけのやんぱち」やでぇ~(笑) |
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スカットタイプ・・・
みごとにピストンスカート部が全く無いに近い
コレのおかげでストロークを変更することなく
126ccまでボアアップできるのだが・・・
耐久性は無いだろうなぁ~・・・
確実なのは105ccボアアップですね
「やけのやんぱち」ですから・・・(笑) |
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ピストン・・シリンダーの取り付け
ピストンリングは3枚、すべて欠かきをずらして
組んでください120度づつずらせば欠かきが
均等になります、エンジンオイルを添付、
モリブデングリスを塗り、ガスケットシリンダー・・・
ピストンの上下を間違えないように組む。 |
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挿入!?  |
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無理せずゆっくりね・・・(笑)
カムチェーンを通して、
カムチェーンガイドローラを取付け
シリンダーマウントボルト×1を取り付ける。
締め付けトルク:10N・m |
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ノーマルシリンダーヘッドを取り付ける。
カムシャフトを交換する場合、
ロッカーアームも交換になります。
その場合シリンダーヘッド取り付け前に
交換しましょう。
スタッドボルトが邪魔をして
ローカーアームシャフトが外せないんです。 |
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実際においらは初体験・・・(笑)
シリンダーヘッドRサイドカバーを取り外すと・・・
スタッドボルトが邪魔で
ロッカーアームシャフトが通せんぼ・・・
・・・おいらの恋路を邪魔しているのかな(笑) |
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ハイカム・ロッカーアーム・ストッパーの取付け |
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ノーマルのアジャストスクリュとナットは使用する。 |
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ロッカーアームシャフトの取外し方・・・ |
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スタッドボルトを外してもいいんですが・・・
ここは再度シリンダーヘッドを取り外し、
ロッカーアームを取り外す・・・
さんざ苦労してみたが張り付いているんで
簡単には外せなかった・・・ |
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・・・これどうやって外すの?
明るい所で穴の中を覗いて見ると・・・
溝が見えるぞ・・・
ボルトを突っ込んで回し、引っ掛けたら・・・ |
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・・・抜く!
ってな感じで取り外し、ロッカーアームも外す。 |
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バルブスプリングコンプレッサがあれば
バルブも外して確認してみたいんですが・・・ |
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とりあえず、洗浄のみ・・・ |
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ロッカーアームを交換して・・・ |
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デコンプのストッパーも取り付ける。 |
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勘違いして反対側に組んでしまった。 |
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R側に取り付けないとデコンプストッパーが
効かないだけで問題は無いんですけど・・・ |
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・・・後日1000㌔点検でばらしてみて気が付いた。
正常な方向に取り付け後、確かに上支点で止まる
感覚があるが、慣れればいらない部品ですね。
ちなみに写真のストッパーの向きは逆ですけどね。 |
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シリンダーヘッドを取付けてから
ハイカムシャフトを取り付けたら・・・また(泣) |
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カムシャフト・ロッカーアーム・ロッカーアームシャフトなどに
たっぷりモリブデングリスとエンジンオイルを添付
して取り付ける。 |
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・・・また挿入! |
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・・・完了!
カムスプロケットの取り付け・・・ |
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・・・カムチェーンは何処?
いないぞチェーン! 稲村ジェーン・・・
シリンダーヘッドマウントボルトも締めてあるし・・・
締め付けトルク:10N・m
・・・ダメだぁ~おいらの指は太いのか?
・・・また外して、稲村ジェーンを救出! |
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カムチェーンテンショナを外しておけば
この時チェーンのテンションが掛からないが
エンジンの下の方についているし
オートテンションなんでよかんべぇ・・・ |
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エンジンにある欠かきをフライホイールのマーク
「T」 に合わせた位置で・・・ |
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シリンダーヘッドにある欠かきとカムスプロケットのマーク
「O」を合わせてハイカムシャフトを取り付ける。
この時はテンションがかかって無い方がいいと思います。
この2本のボルトを締めるときは
フライホイールを抑えながら締めるといいですね
締め付けトルク: 9N・m |
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バルブクリアランス
IN・EX共に 0.05㎜±2
締め付けトルク: 9N・m |

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9㎜のレンチなんて、見っけるんが大変だったい・・・
乗ってるとタペットのカタカタ音が気になる。
デカくなっているような気がして・・・
クリアランスの調整を何度もやったんでゲージは
要らなくなってきたなぁ・・・(笑)
コレ↓の方が楽なんで買っちゃったよ・・・ |
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シリンダーヘッドカバー(キャップナット×4)
締め付けトルク:11N・m
タペットカバー
締め付けトルク:12N・m
シリンダーヘッドRサイドカバーボルト×2
シーリングワッシャ6ミリボルト×1
締め付けトルク:10N・m |
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SP武川のボアアップ取説の中の表記で
シーリングワッシャ6ミリボルト
締め付けトルク:12N・m
とある、いつまでも回ると思ったら・・・ブチ切れた。
HONDAサービスマニュアルでは
締め付けトルク:10N・m
どっちが正しいのか?
Lサイドカバーとボルトを買いなおしたぜ |
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これにてボアアップ完了!
最後の最後にしまらない話だな・・・
いやっ! しまりすぎたのか?・・・(笑) |
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後は、プレスカブ50に載せるだけ・・・
・・・なんだけど、
心配な事はキャブは90用に購入した
KEIHINのPC20Φでは小さいのでは・・・?
126ccボアアップエンジン積み替えへ
・・・ではまたお会いしましょう |